今回は今話題のドキュメンタリー映画
「春よこい~熊と蜂蜜とアキオさん~」に出演の
主人公猪俣昭夫さんを取材してきました。
非常に興味深い本物の「マタギ」の世界を語っていただきました。
【プロフィール】
猪俣 昭夫(Akio Inomata)
マタギ
奥会津日本みつばちの会 会長
金山町の自然と共生する猪俣さん、実は奥会津金山町大志地区に生まれ、父がマタギで三条(新潟県)の部落に、そのころからマタギの父と『山の神』に呼ばれ山に登っていたそうです。
当時はイタチの皮が500円で1日のお小遣いが10円だった時代だったそうです。
小学生(7才)のときに、会津若松に行くか金山に行くかで『金山へ』
現役時代は消防士として町のみんなを守り、現在はマタギとして町のみんなと金山の自然を守っています。
冬は熊を狩、春はみつばちの蜜を採っています。
【ハンターとマタギの違い】
日本の山にとって熊も鹿も必要な動物で残さなければならないのに、自然を守るために狩ってしまってはいけないと感じとれる人が『マタギ』と呼ばれ、すべて狩ってしまうのが『ハンター』と呼ばれている。
金山には現在『マタギ』は一人だけ、人家の近くに熊が増えてライフスタイルが変わってきていて、人に危害を与える熊は狩らなければならないが、金山の山には杉林が多く熊を狩りづらくしていて困難を極めている。
また、日本みつばちの会会長として金山を盛り上げたいと、セミナーを開催、日本みつばちは金山のような大自然が広がり朝・夜の気温が低くなる夏の気温が適している環境が必要と伝えている。
1年に1回しか採れない、日本みつばちのミツ(70~80kgしか採れない)はとても貴重で今年は30~40kgしか手に入らなかった「幻のはちみつ」
文章ではなかなか伝わりづらい、『マタギ』の世界を追った
ドキュメンタリー映画「春よこい~熊と蜂蜜とアキオさん~」
【上映情報はこちらから】 → http://www.haruyokoi-aizu.com/